海外の商標
日本で商標権をとれば、海外でも使えますか?
いいえ。
残念ながら使えません。
残念ながら使えません。
商標権は国ごとに付与されるので、日本の商標権は日本国内でしか使えません。
海外の商標権を取る必要ってありますか?
いいえ。
かなりの費用もかかりますので、必ずしも必要とは限りません。
ところが、すでに、韓国の個人がその商標を韓国国内ですでに取得してしまい、その服飾メーカは韓国で商売するためにライセンス料を払う必要があったという話がありました。
かなりの費用もかかりますので、必ずしも必要とは限りません。
ただし、海外でビジネスを行う可能性があるならば取得したほうがいいと思います。
以前、ある服飾メーカさんの商標が日本国内で有名になり、韓国に進出しようとしました。ところが、すでに、韓国の個人がその商標を韓国国内ですでに取得してしまい、その服飾メーカは韓国で商売するためにライセンス料を払う必要があったという話がありました。
ビジネスプランに合わせて海外出願は考える必要があると思います。
海外の商標権を取るための手続きはどうすればよいのですか?
いくつかの方法があります。
1.国ごとに直接手続きを行う。
2.国際登録の手続きを行う。
1.国ごとに直接手続きを行う。
2.国際登録の手続きを行う。
1.の国ごとの手続きは、国の数が少なければ費用が安くなります。
しかし、国の数が多くなると手続きも煩雑になり、費用が高くなります。
2.の国際登録の手続きは、国の数が少ないと高くつきますが、国の数が増えると相対的に安くなります。
弊社の製品は海外で有名なブランドです。日本でわざわざ商標権を取る必要はあるんですか?
不正競争法による保護も考えられますが、裁判による立証の手間を考えると商標権ととっていた方が良いと思います。
海外の有名ブランドが日本で商標権をとっていません、このブランド名の商標権をとることはできますか?
それは商標権を取得できません。
商標法ではそんなずるは許されません(商標法第4条1項19号)。
ご自身で強力なブランドを作り上げてください。
商標法ではそんなずるは許されません(商標法第4条1項19号)。
ご自身で強力なブランドを作り上げてください。
世界中にいっぺんに商標出願する方法があると聞きましたが、それって本当ですか?
ありますよ。
マドリット議定書に基づく国際登録制度を利用する方法です。
マドリット議定書に基づく国際登録制度を利用する方法です。
メリット
1.一度の手続きで済む。
2.商標権の管理が楽になる。
世界中に商標出願する場合には、お金がかかりますか?
かかります。
費用が高く見えることも多いと思います。
費用が高く見えることも多いと思います。
ただ、ビジネスの大きさによって費用の負担感が異なると思います。
大きな市場に挑戦するならば、必要な経費だとおみますし、安いとも言えます。
その市場にどれだけ力を入れるかによって判断が異なるのではないでしょうか。
私は、外国人ですが、商標出願をすることはできますか?
できます。
ただし、国内にいない場合には、日本の弁理士を代理人に立てる必要があります。
また、日本人であっても日本国内に住所または居所がないと代理人がいないと手続きが基本的にはできません。
ただし、国内にいない場合には、日本の弁理士を代理人に立てる必要があります。
また、日本人であっても日本国内に住所または居所がないと代理人がいないと手続きが基本的にはできません。
中国で登録されている商標を調べられますか?
アメリカで登録されている商標を調べられますか?
できます。
米国特許商標庁のwebsiteで検索することができます。
さらに、現地の代理人や調査会社などに問い合わせることもできます。
ただ、アメリカは連邦政府レベルの登録と、州ごとの登録があるので、多少費用がかかっても調査会社などを使った方がいいと思います。
米国特許商標庁のwebsiteで検索することができます。
さらに、現地の代理人や調査会社などに問い合わせることもできます。
ただ、アメリカは連邦政府レベルの登録と、州ごとの登録があるので、多少費用がかかっても調査会社などを使った方がいいと思います。
ヨーロッパで登録されている欧州共同体商標を調べられますか?
中国で県の名前で県の特産物が登録されているかどうか調べられますか?
できます。
また、JETRO北京センター知的財産部の調査によれば、以下の県名や都市名が出願及び登録されているようです。
<出願されている都道府県名(下線は未登録のもの)>
青森、秋田、福島、長野、静岡、群馬、千葉、愛知、岐阜、三重、富山、石川、福井、京都、奈良、和歌山、広島、山口、香川、高知、徳島、愛媛、福岡、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島
<出願されている政令都市名(下線は未登録のもの)>
川崎、名古屋、横浜
ただ、調査は重要ですが、中国で他人(日本の企業も含む)にとられる前に、大切な地名は県などで商標権を取得することをお勧めします。